栃原めぐみの森は、総面積20haの里山林です。森の中はいろいろな樹木や植物,野鳥や昆虫に出会える自然豊かな場所です.いくつものルートがあり、それぞれがつながっていて、案内板も多いので迷う事なく自然の散策が楽しめます。
県道12号線川西篠山線を北上し、みちの駅いながわを過ぎて数分、バス停栃原のすぐ先に案内看板が見えてきますので、矢印方面へ進みます。駐車場は道の反対側に数台分あります。
道路から見たところです。
すぐに案内看板があります。
進むと突き当たりにでますので、ここを右に曲がります。
また案内板がありました。ここから山に入りますので、登りが少しきつくなります。
少し開けた空き地が見えます。左を上がるとジャライバです。
ここに善意の杖があります。有り難いです。トイレの案内もあります。ここから健脚コースを
行かれる方は20m先にあるトイレを利用下さい。他にはありませんのでご注意下さい。
昔から『ジャライバ』と呼ばれている所で,山の中にあって比較的平坦な場所は子供たちの遊び場だったそうです。周囲はアカマツ林で、春にはコバノミツバツツジが咲き、その後にはモチツツジがピンクの花を咲かせます。
この辺りでは炭焼きがおこなわれていましたので、後世にも伝えようと炭焼き窯が復元されています。
焼き窯の横に見えるのが健脚コースの登山道です。かなりきつい道ですが、登ってみましょう。
木で作った道が続きますが、かなりの傾斜です。段差が大きい所も結構あります。
途中には自然の岩を利用した道もあります。ワイルド感あります。
ベンチが見えてきました。ここで途中休憩しましょう。足がパンパンです。
ここからの眺望がもっともよい眺めです。奥は大阪方面です。
ようやく平坦な道になってきました。ホッとします。とても気持ちのよい道です。
池が見えてきました。『峰池』です。近づくと「ドボン」という音が続きます。ここの主であるガマガエルやヒキガエルが慌てて池に飛び込む音です。普段はあまり人が訪れないので、くつろいでいたのですね。モリアオガエルも住んでいますので、卵塊を見ることもできます。
池に周囲の樹木が映ってよい感じです。ベンチに腰掛けると時の流れがゆったりと過ぎていくようです。野鳥のさえずりと風のそよぐ音しか聞こえません。熱い珈琲で一服?、それとも午睡を楽しみますか?
峰池を過ぎて,栃原最高地点を通り森の舞台へと向かいます。ここはめぐみの森のメイン会場です。
斜面にはコナラが、谷の平地にはクヌギが見られます。ただ、人の手が入らなくなってからは、常緑植物のヒサカキやフジ・アケビなどのツル植物が増えて荒れてしまいました。
自然の木を使って道が造られていました。ナチュラルな雰囲気がいいですね。
まむし草です。ここではよく見られます。
ドングリの森を経て押ヶ谷池に出てきました。
さらに下って森の玄関に着きました。「ジャライバ〜峰池コース(健脚コース)」を行かない場合は、今の逆を行く「森の玄関〜峰池広場コース」がおすすめの散策コースです。
モチツツジでしょうか?ピンク色が鮮やかです。春先にはコバノミツバツツジの後に咲きます。
下りはこんな感じの道になります。
この道からの眺望も中々よいです。
トイレが見えてきました。
ご覧のように微生物が大活躍する、自然に優しいトイレなのですね。ぜひみなさんも体験してみて下さい。
交通:能勢電鉄「日生中央駅」より阪急バスで約30分
「杉尾」「柏原」「後川」行き バス停「栃原」下車 徒歩20分