● トトロの森

  〜春日神社・うりぼう山・ミニ霊場〜


県道12号線を北上し、大島小学校を過ぎて杉尾を左折すると、そこは島地区です。のどかな田畑の中を歩いて行くと神社(春日神社)があり、その両脇にひときわ大きな杉の木が見えてきます。

そこが「トトロの森」です。

手前が一の鳥居で、その向こうに見えるのが二の鳥居です。なんだか荘厳な雰囲気がしてきます。

鳥居の両脇に根をおろす杉の巨木。この杉の根元に大きな穴があります。そこがトトロが住んでいる道の入口と言われています(・・・いたらいいな)。この春日神社は“トトロ神社”とも呼ばれています。

これがトトロの家に続いているという、ファンタジーな穴です。 半信半疑でのぞいてみました。

鳥居をくぐって振り返ると愛宕山が見える。山容が美しい。

神社裏山(大師山・うりぼう山)には、四国八十八ヶ所を回れるミニ霊場があります。所用時間1時間程で、山道に点在する石仏をお参りします。「島のお大師さん」と言われ、石仏の一体には天保8(1837)年12月銘のものがあります。うりぼう山と言われるのは、昔うりぼうがたくさんいたからだそうです。

ミニ霊場参りに向かう人達。

麓の大日堂には大日如来が祀られ、堂前には嘉永3(1850)年銘の牛神像があります。重要な働き手であった牛を大事にする農村の人々の気持ちが伝わってきます。