春日神社(島)から見た愛宕山。尖った姿が特徴的だ。
連休明けの土曜日、「栃原めぐみの森」に向かった。今回の目的は愛宕山だ。
愛宕山は猪名川町北部でよく目立つ山だ。あの尖った三角形の山容は、どこから見ても見分けやすい。
いつものように「めぐみの森」の健脚コースを登っていった。このコースは何度登ってもキツい。
峰池を通ってめぐみの森最高地点へ着く。そこからいつもとは反対方向の北側へと向かう。
しばらくなだらかな山道を進むと急な登り斜面になる。急だがそれほど距離はないので、すぐに頂上に到着!
と思いきや、何か変だ。そこには山頂の雰囲気がないのだ。
スマホに入れてある登山アプリ「ヤマレコ」を見る。すると愛宕山の標高より少し少ない数字表示されていた。
その時,木にかかった札が目に入った。そこには「ここは山頂ではありません、前峰ですよ」と書かれていた。何だ、そうだったのか。
前方を見ると、すぐ目の前にここよりも少し高そうな山がある。あっちが山頂か。
気持ちを入れ替えて、また急な道を下り、すぐに少しだけ長い急な道を登る。途中、大きな岩があちこちにあり、グローブを着けていないと危ないコースだ。
そしてようやく愛宕山山頂へ到着。尖っているだけあって頂上は狭い。ふと見ると小さな祠があった。
そこに置かれた箱にはお賽銭が入っていた。どれも古そうな小銭ばかり。
あまり人が訪れないのだろうか。
私も賽銭を置いてお参りした。私の汚れていない硬貨がその場に何とも不似合いだった。
周囲が木に遮られて、残念ながら眺望はよくなかった。冬場に来ればもう少し見えるのだろうか。
長居をする場所でもなく、すぐに来た道を下りて登り、栃原へと戻った。
急な道で足の指に負荷がかかったのだろう、後日右の親指の爪が内出血して変色していた。
登山靴でなかったのがいけなかったようだ。
栃原から愛宕山へは、短時間の運動?にはちょうど良いかもしれない。
そう言えば、めぐみの森の最高地点に「笹尾山」と書かれた札がかけられていたが、
本来の山名なのか、地元での呼び名なのか、ご存知のかたはぜひ教えて頂きたい。