ぶらり、頼光寺へ。


コロナ騒ぎですっかり体力が衰えている。

そこで先日に続き、オープンカー(自転車、とも言います)で体力作りに出かけた。

 

今回は時間の余裕がなかったので、できれば近場のコースを選びたい。

さて、どこを走ろう・・・。

 

そう言えば、新名神高速の開通に伴い周辺の道路が整備されたが、まだ自転車で走ったことがなかった。今日はその道を走ろう。

 

本日は快晴、しかも気温が昨日までのひんやり空気から上昇し,すこぶる気持ちいい。

 

歩道ではウォーキングやジョギングする人が目立つ。

多くの人は巣ごもりが続き、ストレスと運動不足を発散させているのだろう。

ただ、普段と違うのは、みんなマスクをしていたことだ。

 

県道「原ー広根線」から新しい道に入り直進する。

突き当たりを左折、川西インターを左に見て直進すると畦野(うねの)近辺に着く。

そこでUターンして帰ろうと思っていたが、思いつきで頼光寺へ向かった。

 

頼光寺は国道173号線から住宅地へ入ってすぐの所にある。参詣者用パーキングへマイカーを停める。

能勢電車の線路下をくぐったところが入口だ。

トンネルの上は能勢電車が走る。駐車場はこの左側にある。

頼光寺は別名「あじさい寺」と言われ、梅雨時には400株のあじさいが見られる。

 

由来は清和源氏の祖である源満仲夫人である法如尼の発願で、子の源賢僧都(幼名美女丸)によって建てられた(開基)そうだ。が、同じ満仲の長子である頼光の子の永寿が開山したとの記述もあり、やや混乱する。

 

頼光と言えば大江山の鬼(酒呑童子)退治で有名なので皆さんもご存知だろう。その頼光と共に鬼退治をした四天王の一人が,坂田金公。そう金太郎である。その坂田金公のお墓が川西市の満願寺にある。満願寺と言えば多田神社とのつながりがあり、多田は満仲の所領であり・・・ダメだ。関係があるのかどうか、もう何が何やら、よけい混乱してきた。

 

話は変わるが、ここは曹洞宗のお寺で、山号は祥雲山という。本尊は地蔵願王菩薩。

文化元年(1804)に尼寺になったそうだ。現在の庵主様はかなりのご高齢らしい。

 

境内を散策すると、聞こえるのは野鳥のさえずり、そして時折電車が過ぎる音。樹々に囲まれた静かな時間が過ぎる。思いつきだったが、来てよかったと思う。

 

次はあじさいの季節に訪れよう。          

あじさいは無くとも、樹々の新緑が目にやさしい。


頼光寺 兵庫県川西市東畦野2丁目17-2

    072-794-1165

    能勢電鉄畦野駅下車 北西へ500m